非常用放送設備の工事について
2023/07/03
マンションや商業施設などには、非常用放送設備の設置が義務付けられています。
これから設置を検討している方は、非常用放送設備の概要や工事のポイントを知っておくと安心です。
そこで今回は、非常用放送設備の工事について解説させていただきます。
非常用放送設備とは何か
火災などの非常事態が起きた際、音声で避難誘導放送を行う設備を指します。
速やかな誘導を促し、被害を最小限にする役割があります。
工事する際のポイント
スピーカーの性能
スピーカーは、性能によって、L級・M級・S級の3つに分けられます。
違いは、以下の通りです。
・M級:音圧87dB/1m以上
・S級:音圧84dB/1m以上 放送区域の床面積に応じて設置できるスピーカーが決められています。
スピーカーの設置場所
スピーカーの設置場所は、重要です。
なぜなら、速やかな避難の促しに大きく影響するからです。
スピーカーには、設置基準が定められています。
ひとつの放送区域内のどの場所においても、スピーカーまでの距離を10m以下になるようにする必要があります。
消防法で定められた設置基準
消防法施工行令第24条で非常用放送設備の設置基準が設けられています。
これから設置を検討している方は、一度チェックしましょう。
まとめ
非常用放送設備は、火災などが起きた際に避難誘導放送を行う上で欠かせません。
工事を行う際には、スピーカーの性能・スピーカーの設置場所・消防法施工行令第24条をおさえることが大切です。
弊社は、数多くの電気通信工事に携わっております。
熟練のスタッフが非常用放送設備の設置を行いますので、一度ご相談ください。